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弓道家がボルダリングにハマるワケ【〜5級、4級】

※ボルダリング初心者の私が、半年間登ってみて肌で感じたことをまとめています。これから始めてみたい方の参考になれば幸いです。

ボルダリングとは?

2020年東京オリンピックの競技種目となり、注目を集めているボルダリング。また、カラフルなホールドがおしゃれなので女性にも人気です。難易度や強度を自分で選択できるので、老若男女問わず競技人口が増えています。かくいう私もボルダリングにハマった1人です。

ボルダリングのルール。

壁にたくさんホールド(模擬石)がついているからといって全て使っていいわけではありません。1つの壁にグレード(難易度)の違う課題がいくつも設定されており、課題ごとにホールドの指定があるのです。手のみ指定の場合と手足指定の場合があります。スタートホールドを両手で保持して、ゴールホールドを両手で保持すれば課題クリアとなります。

グレードの違う課題って?

グレード設定はジムによる違いも大きいですが、10級から1級、初段〜の段級制度が日本ではメジャーです。10級から8級は足の限定が無いなど、ボルダリング初日でも登れるものが多いです。7級、6級になると簡単なムーブを要求するものが増え、5級が登れるようになると初心者卒業といった具合です。4級、3級はかなり高度なムーブを求められ、2級、1級になるとボルダリングコンペに出場できるレベルと言われています。初段以上は外岩(天然の岩場)に挑戦する人も増えてきます。

ボルダリングの初期費用は?

一番はじめに必要なものは動きやすい服装のみです。クライミングウエアがあれば理想的ですが、お持ちのジャージで問題ありません。私は中学時代に使っていたアンダーアーマーのインナー・タイツに半袖半ズボンを重ね着しています。ジムに行ってからは登録料1,000円、2時間+レンタルシューズ・チョーク合わせて2,000円前後として初回は計3,000円を見積もっておけばいいでしょう。2回目以降は登録料が不要なので、2,000円以内の出費で済みます。時間制で場所代が必要というのはカラオケのようなシステムですね。

私がボルダリングにハマったワケ。

大きな理由は3つあります。1つ目に弓道の競技力向上のためです。ボルダリングでは握力の強化、背筋や体幹、上腕の筋力増強に役立つと考えました。さらに制限されたホールドの中でゴールにたどり着くためには、自分の身体への理解を深め、思い通りに体を動かす必要があります。これは弓道でも大いに求められることなので、相乗効果が高いと感じています。

2つ目にダイナミックな動きが楽しいと思ったからです。弓道が静だとすれば、ボルダリングは動だと思います。新しい動きを習得して、無理じゃないかなと思うようなホールドを取れるようになったときの達成感や満足感は何も変え難い感覚の一つです。今日クリアできなくても、次回はすんなりクリアできるという不思議な経験は、何度もジムに通う後押しをしてくれました。

3つ目に敷居が低く誰でも始めやすいところです。なんでも新しいことを始めるのはエネルギーがいります。その中で準備するものが少なく、身体一つでスタートできるというのはメリットが大きかったです。自分のペースで進められるのも良かった点です。

ジムに行く頻度は?

よく言われるのが「週2回通うと上達する」というものです。練習しても伸び悩む(プラトー)状態から抜け出すには、相応の練習頻度が必要となります。私は週2回を目標に、忙しい時でも時間を作なんとか週1回は登れるように半年間続けてきました。ちなみに1回は2〜3時間くらいで、回数券を利用していました。

ジムの雰囲気は?

ちびっこからおじさんまで幅広い年代の方々が、それぞれ自分の課題に取り組んでいます。はじめのうちはジムのスタッフに聞きながら登りやすい課題からはじめてみましょう。安全面から1つの壁に1人しか登れないので、待っている人が登っている人にアドバイスなど声かけすることもあります。はじめのうちはびっくりしますが、慣れてくると心地いいものです。ジムによって雰囲気は異なります。ワイワイガヤガヤしていて、課題をクリアするとみんなで喜びを分かち合うようなパーティタイプや、黙々と課題に取り組む職人タイプのジムがあります。

登ってみて感じたこと。

10級~6級くらいまでは思ったよりも登れるなと調子に乗っていました。もちろん5級や4級に打ち込み、初心者を抜け出しつつある現在では、筋力が不足しているとか体の使い方が洗練されていないとかで壁にぶち当たっています。しかし、先述のとおり自分のペースで登れるのは飽きない理由の一つです。できる課題をもっと洗練させたり、他のジムで新しい課題に取り組んだりすることで、自分の力を伸ばしていくことができます。

本格的に始めたい!手に入れたい道具は?

私はボルダリングを始めて1〜2ヶ月後にホームジムの店長の勧めでシューズを購入しました。クライマー御用達のカラファテというお店です。ここではシューズの特徴をよく知る店員さんのアドバイスを受けながら、豊富な品揃えの中から自分の足に合うシューズを選ぶことができます。ぴったりフィットするシューズでないと悪いホールドの上で踏ん張りが利かないので、一足目はプロの助言を受けながら購入するのが無難です。

また、次に購入すべきはチョークバッグでしょう。チョークをレンタルしなくていいように、回数券購入直前に選びました。さまざまなサイズ、デザインがあるので自分の好みのものをチョイスしてください。私はクライミング中にチョークを付けることを想定していないので、据え置き型のものを購入しました。また、ロールアップして小さくなるので、カバンにもしまいやすく重宝しています。ただ、私は手が大きくチョークがこぼれてしまうことがあるので、次に購入するときはもっとサイズの大きなものにします。。。ちなみに私が選んだのはeyeCandyというブランドです。製作者がボルダリングをされる方なので、クライマーの気持ちに寄り添った機能性の高いモデルが多いです。すべてハンドメイドと可愛らしいデザインが人気なので、オンラインショップでお気に入りのものを見かけたらすぐに購入することをおすすめします。

あとがき

ボルダリングは準備するものが少なく、誰にでも門戸が開かれています。運動不足解消にもつながるので、ぜひ一度チャレンジしてはいかがでしょうか。