個人練習のときに何か書きながら稽古している人がいますよね。そういった、練習のときにつけるノートについて考察してみました。
練習ノートは書いた方がいい
結論から言うと、練習ノートは書いたほうがいいです!というか、今すぐ書いてください!
人間は忘れる生き物です。その場では覚えたと思っても、数日練習日が空くだけで「さて何をしようか」となってしまうこともあります。弓を引きながらだんだん感覚を思い出す…という感じでしょうか。なあなあで練習するよりも、練習ノートをつけることで多くのメリットが得られると私は考えています。以下に5つのメリットをまとめてみました。
メリット1、練習に一貫性をもたらす
練習記録を見返すことができ、次に練習すべきことが明確になります。前回の練習と今回の練習に一貫性ができるので、まさに練習を積み重ねることが可能になるというわけです。
メリット2、試合前の精神安定剤になる
試合前はうまくできるか、的中できるか不安になりますよね。そういったなかで、練習ノートを見返すことは自分が練習を積み重ねてきた証拠となり、「これだけやったんだから、明日は練習の成果を発揮するだけだ!」と自信を持つことができるでしょう。
それに、試合で意識するところのヒントがノートのなかに隠されているかもしれません。
メリット3、思考の整理ができる
感情や感覚を文字に書き起こすことは、自分を理解する上で大きな助けとなります。試合前の不安や焦りを表現することで、落ち着きを取り戻し、リラックスすることができるでしょう。また、感覚を言葉にすることができれば、射形の理解を深めることができますし、他の人への指導にも役立ちます。
さらに、いろいろな指導を受けて何からやったらいいかわからなくなった時もノートが活躍します。やるべきことを列挙し、優先順位を決めてから練習すれば効率も上がります。
メリット4、教えてもらったことを記録できる
先生がその場にいなくとも、指導を思い出して練習することができます。次回の指導までに教えてもらったことを改善できるように自主練習しましょう。もちろん友人との教えあいもメモしておくと、練習すべきことがわからなくなった時に役立つはずです。
メリット5、共有できる
部活動などチームで始めれば、メンバーの状態を把握することができます。自分が悩んでいることをメンバーにもわかってもらいやすいので、多くの人の頭を使って問題の早期解決に努めることができるでしょう。
どんな形式で書くべきか
形式は問いません。ノートも好きなもので結構です。というか、自由に書くというのが長続きの秘訣です。肩の力を抜いて、練習が終わったらまず書くというのを習慣にしましょう。まずは、大学ノートなどではじめてみるのがいいのではないでしょうか。
最低限あった方がいい項目
1、練習日
練習が終わったら、まず練習日を書くというのをおすすめします。いちばん大変なのは、書き始めることです。一文字でも書くとそれから書きたいことが出てくるはずですので、まずはここから始めましょう。
2、教えてもらったことや気づいたこと
指導してもらったことはメモに残しておくと良いです。理由は上述の通り、自主練習の助けになるからです。気づいたこともメモしておいた方がいいでしょう。射形改善のヒントになることがあります。
その他記入できること
練習記録として、矢数や的中数を記入するのも良いでしょう。これらがあれば、的中率を計算することができます。
他にも、矢所をメモしている方もいます。私は外した時のみ矢所をメモするようにしています。
細く長く続けよう
重要なのは目的(メリット)を見失わないことです。一回の凝った内容よりも毎回のメモ程度の内容の方がのちに活かせることが多いので、あまり気張らずに書きましょう。
長く続けるコツは、とりあえず書くことです。練習日だけでもいいので、まずは書くことを習慣にしましょう。あるものごとを習慣化するには2ヶ月続けることが必要と言われています。小さく始めて、まずは60日間頑張ってみましょう。
まとめ
この記事のまとめは以下の通りです。
- 練習ノートは毎回書こう。
- メリットは練習の効率化や試合前の確認、思考の整理、指導の記録、情報共有の5つがある。
- 形式は問わない。まずは書くことが大切。
- おすすめは練習後すぐにノートを開き、練習日を記入すること。そこまでやれば自ずと書き始められる。
- 頑張って2ヶ月続けよう。そうすれば、習慣化する。
あとがき
いかがでしょうか。練習ノートを書くことで、射形のセルフプロデュースへの道が開けるでしょう。ビデオ練習とも組み合わせて、さらなる競技力向上に努めてください。応援しています。
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