※このサイトのリンクには広告がふくまれています。

経理に必要な資格やスキルは?【簿記は取るべし】

https://hajiyumi.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_0112.jpg
とと
  • 経理に異動になった。
  • 経理に関する資格は持っていない。
  • 経理に必要なスキルって?

そんなお悩みにお応えします。

特別な資格やスキルがなくても経理はできる。

経理は特別な資格が必要と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

実務担当者レベルでは、資格を持っていない人も多くいます。

しかし、経理や会計の世界では、日常生活ではなかなか使わない知識や用語が飛び交います。

ちょっと君。月次のP/L見せて。

上司

会社員

(ふぁっ?なんすかそれ?)
まあいいや。うーん、なんか対予算の修繕費の発生が多い気がするな。分析頼むよ。

上司

会社員

(えーーーーー!!!)

このような会話が日常的に行われるのです。

経理に配属されたら、専門用語を理解し使いこなすことが求められます。

円滑に経理実務を行うには、最低限の会計知識を身に付けよう。

会計知識を得る方法は、主に2つあります。

会計知識を得る方法

  • 長く経理に務めたり、OJTで業務を身に付けたりして、なんとなく経理的な感覚を身に付ける
  • 体系的にまとめられた資格を通じて学ぶ

最速最短で実務担当者として力をつけるには、資格勉強が必須です。

特にジョブローテーションなどで、すぐに一人前の役割を求められる場合は、迅速なスキルアップが不可欠です。

要点が体系的にまとまっている資格勉強を通じて、会計知識を身に付けましょう。

まずは、簿記3級をとろう。

簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。

簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。さらに、公認会計士や税理士等の国家資格を目指す方や他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方々にも必須の資格といえます。
簿記とは|商工会議所の検定試験

簿記は、日々の取引を帳簿に記録するための技術です。

これを1日ごと、1か月ごと、1年ごとにまとめて、会社の経営成績・財政状態を表現できるようにするのです。

特に、簿記検定試験で学べる複式簿記は、勉強して訓練しないと感覚が身に付きにくいです。

手始めに簿記3級を取りましょう。

簿記3級のレベル
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
簿記3級|商工会議所の検定試験

週に2回程度時間を作って、3か月での合格を目指しましょう。

出題傾向は大きく変更されていないので、過去問を解くことも忘れずに。

TACや大原が主流です。

独学で十分取得できますが、専門学校の通学・通信教育を検討してもよいでしょう。

余裕があれば、別の資格もとろう。


経理関連の資格は簿記だけではありません。

以下にまとめてみました。

なかでも、簿記3級の次に取得を目指したいのは以下の資格です。

経理に役立つ資格

  • FP3級・2級 … 税金についての知識や、社会政策について知ることができます。
  • ビジネス会計検定2級 … 財務諸表の分析能力のアップにつながります。
  • 簿記検定2級 … 簿記知識を深められます。ここまでは独学でとれます。

特に簿記3級×FP3級は、取りやすい資格でありながら、家計や副業にも役立つお得な資格です。

経理に配属されたら、この2つは勉強しておきたいですね。

事務職なので、最低限のPCスキルも必要。


他に必要になることといえば、エクセルを使いこなす技術でしょう。

大学でレポートを作れるレベルで問題はありません。

自分で数式を組むなど、関数の知識を得るようにしておいて損はありません。

ピボットテーブルの活用ができると分析が容易になります。

PCだけでなく、電卓も使いこなそう。

電卓なんていまどき流行らないよ。と思うかもしれませんが、経理ではまだ使っているところも多いです。

12ケタで税率変更できるものが理想的です。

カシオとシャープの二強です。これらから選べば間違いないでしょう。

あとがき

自分の担当業務に合わせて学ぶ内容も変化するでしょう。

資格コレクターになるのではなく、必要な知識が体系的にまとまっている資格を選んで勉強しましょう。

たとえ不合格になったとしても、その過程は必ず業務に活きます。

体系的に会計知識を得るために(目的)、資格を活用している(手段) のです。

目的と手段を区別して、自身のスキルアップに努めてください。